まいど! マイトです!

役者、劇空間ゴウゴー主宰の紅藤マイトが日々思うことを書いて行きます。

関西の喜劇王を生で見る

 今日は、新宿のよしもとtheルミネに行く。
 今日の演目の中で吉本新喜劇座長の一人、辻本茂雄と辻本座長週常連のアキが出演するからである。
 吉本新喜劇好きで、座長辻本が好きな人間としては、例え、ライブという形にせよ、生で見られるのであるから、知ったら行かざるおえなくなるのは当然である。

 忙しい人間と騒ぎ好きの夫婦がホテルの部屋を相席し、忙しい人間が夫婦のドタバタに振り回されてしまうという新喜劇の筋の一つを短い時間のコントにまとめたものである。
 騒ぎ好きの夫婦を辻本とアキが演じているのだが、新喜劇でお馴染みのネタをテンポよく見せていき、知っているネタ、オチなのだけれど、笑ってしまうというのは、さすが名コンビだと思った。

 忙しい人間の役を新喜劇では見たことがない役者が演じている。名前も知らないので更に誰なのかわからない。
 狙っているのかどうかはわかないが、忙しい人は辻本になれていないせいか、あきらかに辻本の手の打ちをわかってなくて演じている。
 そして、辻本に乗せられてミスったり、焦ったりすると、忙しい人が辻本とアキの二人にすぐにいじられ、それで笑いを生んでいた。

 辻本を生で見られただけもいいのに、演じられたネタも楽しむことができ、短い時間ながらとても楽しむことができた。
 辻本茂雄は東京では知名度は弱いと思っていた。しかし、辻本とアキが登場したら大きな拍手で迎えられ、爆笑を起こしていたので、知名度の低さで受けないということはなかった。
 東京MXテレビで新喜劇が放送されているからだろうか、それともオイラが知らないだけで辻本は何度もルミネに登場していたのか。
 何にしろ辻本茂雄座長の笑いは東京でも十分に受けるというのを実感したのであった。

 小籔千豊のように辻本も生粋のNGK座員で吉本新喜劇を東京でもできるのではないかと思った。
 これからも、ルミネで辻本の笑いを観ていきたいものである。